龍馬とお龍さんが訪れたといわれる塩浸温泉。
寺田屋事件の傷を癒しに訪れた龍馬とお龍。この地などを巡る事がのちの新婚旅行の始まりとされることで有名ですよね。
国道223号線沿いの天降川(あもりがわ)支流の石坂川沿いにある駐車場に車を停め、橋を渡り訪れる先は、二人が歩いたとされる道、今も残っています。
ちなみに現在は、2010年の改装オープンに伴いこの一帯を「塩浸温泉龍馬公園」という名称で呼んでいるようです。
龍の背坂
この道は昔の道といえど、急こう配の傾斜のある階段(石段)なんですね。荒れた野山道を想像してたんですが、石段なんで登りやすいです。
看板にも「龍馬とお龍来訪時からの石段」と縦看板が立てられてるので間違いないでしょう、龍馬とお龍さんはこの道を歩いたんです。
「はい、足元に気を付けます!」
あぁ、この道を歩いたのか~
「龍の背坂」という名前が付けられてます。
龍馬とお龍さんはこの道を最初に訪れた時には、この道をどう歩いたんだろう?登ったのか、降りたのか、手をつないだのか、おんぶしたのか、、、なんて、想像しながら上へ登ります。
下を見下ろすと結構高いです。まさにこのくねくねした道が龍の背のごとしです。
「龍馬の散歩道」と書かれた縦看板、二人が霧島を訪れた26日間のうち18泊をこの地で過ごしたとされるそうです。傷を癒すのにとても居心地がよかったんでしょうか。
急だったこの坂を登ると、、
タケノコが生えてました。それ以外は特に何かがあるといったわけではなく、本当に道を歩いて上がってきただけです。
ただ、その時代を生き抜いた末にこの地を訪れ、そしてこの道を歩いたってことに由緒があるんですよね。何もないのはある意味リアルです、ただの道でも訪れたとされた事を思えば感慨も深くなります。
ちょっと運動不足のせいか、最後の方は少し足がガクガクしてきました。。
縁結びの足湯
来た道を降りて、ふもとには「塩浸温泉」があります。その手前に「縁結びの足湯」と名付けられた足湯があります。
足湯は無料ですよ!ありがとうございます。無料でいただきます。ガクガクな足を癒して帰ります、龍馬のごとく、、
「日帰りで行ってみたいな天国に」そうだね~、日帰りで帰ってこれるならね~
温泉たまごが準備されてたりします(多分これは有料たったような)。
そして「あ~ぁ~、きもちエエ~!」じんわり、ぽかぽかで少しぬめりのある温泉がこの瞬間の至福の時です(足が毛深いですが、、)。
古くから切り傷や胃腸病に効能があるとされていたこの温泉(足湯)をゆっくり堪能しました。
龍馬とお龍
そして足湯の反対側奥には「龍馬とお龍新婚湯治の碑」がありました。
坂本龍馬、享年三十三歳。
この地を訪れたのは、京都近江屋で暗殺される一年前のことだったんだそうです。
この地で束の間の休息を過ごし、何を考え、どうこの先を生きて行こうと考えていたのでしょうか。
療養の地「塩浸温泉龍馬公園」、ぼくもこの地で歴史に触れ、同じ道を歩き、一時の休息を味あわせてもらいました。
それではまた次回お会いしましょ。
場所:〒899-6507 鹿児島県霧島市牧園町宿窪田3606