いくつ分の「1」なのか、、、

ぼくは「1(いち)」を持っている、
誰もが「1(いち)」を持っていた、

ぼくは参加することで、持っていた「1(いち)」をプラスした。

ぼくがプラスした「1(いち)」は、出店するみなさんが集めた何十分の「1(いち)」だと思っていた。

でも違った、、

 

「BARAIROフェスティバルかのや2015」をまとめた動画がアップされてました。
初日は出店のお手伝いで参加して、2日目は居なかったぼくですが、この動画をみて2日間参加したような体験をする事ができました。

そして、その動画を観ての個人の感想を書いたので、映像と、流れる音楽を聴きながら、感想を読んでもらえたらと思います。

行った方も、そうでない方も、「BARAIROフェスティバルかのや2015」の魅力が詰まった動画をご覧ください。

BARAIROフェスティバルかのや2015(13分18秒)

 

ハッピバースデーがはじまる、、

ピアノ

ぼくは初日に参加した、、

今回が最後、、最後の「BARAIROフェスティバルかのや」

町は生きている、これまでも、こらからも、これからの先も、、、

静かだった、

数年前にはじまった、

ぼくの知らない時代にあった町、

これから知ることができる町、

町を取り戻したい、

多分その想い、

取り戻そうと、「1(いち)」をたした。

 

ピアノ

リズミカルな低音が繰り返す、、

アスファルトを風が切る音、金づちを打つ音、テーブルを重ねる音、

まだ静かな音、、、

少しずつ、

声が集まる。

図面を広げる、位置を確認する、紙に書く、棚を並べる、重ねる、声がする、、

はじめの音、、、

別の誰かが「1(いち)」をたした。

 

ピアノ

軽やかな音となる、、

はじめの音が、はじまりの音になる、、

動く全てが音になる

誰かの音が「1(いち)」をたした。

 

傘をさす手、風船をもつ手、手をとる手、伝える手、あわせる手、

掴んで運ぶ口、会話が生れる口、歓声があがる口、喜ぶ口、笑う口、

 

停電する瞬間も、そうそう、あの日停電があったな~って、これを見るたびに思い出す。

その頃の自分も思いだす。

ザッ、、、

沈黙を切り開く

ピアノ

 

晴れた

悲しさをふりほどいて

笑顔で終わろうと、翌日は今年1番の青空を眺めた

車で素通りする人も、警備をしてくれたおっちゃんも、託児所のみなさんも、車いすを運ぶ人たちも、

ひとりひとりが「1(いち)」をたした。

笑いながら、ひとつ、またひとつと、、

 

ピアノ

残すもの、

そして、残るもの、、

両手つないで、こぶしをかかげて、掌たたいて、手にとって、ゆびをさして、掴んで、そして、離さないで、見逃さないで、最後まで見届けて、、

手から生れ、人からうまれ、音を奏で、活気が生まれ、

ハッピバースデートゥーユー、、

ユーはあなた、

あなたは「1(いち)」をたし、そして、あなたから生れた、声や音や笑顔も「1(いち)」をたした、、

立ち尽くす建物、通る車、走り流れる自転車、その町の空気、鳥や、雲や、風も、、

 

終わることは悲しい事、

でも、それだけじゃないってこと、

終わることは、別の新しいが始まること、

それは、悲しくないって思う「前向き」がはじまる事、

前向きが始まる、

新しいハッピー、ハッピバースデー

おめでとうのはじまりが

しっかりとはじまった。

 

声がする、

はじまりの声が、まだ小さいけれど

しっかりと、耳に聞こえてきた

 

それではまた次回お会いしましょ。