(奥側:)モ~!知らなかったモ~?
(手前:)し、知らなかったモ~、、、4月からって、モウ2ケ月も経つんだモ~!

宮崎牛 イメージ

2015年4月から「宮崎牛の定義」が新しくなったんだそうです。

ぼくも知らなかったモ~!ということで、今回はその定義についてご紹介しようと思います。
で、確認したのが、、

これまで(2015年4月以前)の宮崎牛の旧定義

宮崎牛(みやざきうし、みやざきぎゅう)とは
宮崎県内で生産肥育された黒毛和種の和牛のうち、日本食肉格付協会の格付けにおいて肉質等級4等級以上の牛肉のこと。地域ブランドの1つ。地域団体商標に登録済み。宮崎県ではかねてから肉用牛の子牛(「素牛」と言う)の生産が盛んであり、2007年(平成19年)には子牛の出荷頭数7万3797頭のうち46.6%を宮崎県外に出荷している。雌の子牛の出荷先は1位が三重県、2位が東京都、3位が佐賀県であり、これらの地で銘柄牛肉の素牛となっている。
1971年(昭和46年)からは素牛を宮崎県内でそのまま肥育して食肉処理までするシステム構築が開始され、1986年(昭和61年)からは一定の基準を満たした牛肉を「宮崎牛」としてブランド化するようになった。

Wikipedia – 宮崎牛 より

Wikipediaにもあるように、現在は「宮崎県内で生産肥育された黒毛和種の和牛のうち、日本食肉格付協会の格付けにおいて肉質等級4等級以上の牛肉のこと。」これを宮崎牛という。。。

そう、そう!そんな感じ、そんな感じ!ぼくの中でも「宮崎牛」の定義イメージは何となくそんな感じだったな~って記憶です。

実際はこの情報は間違ってません。ただ、厳密に言うと間違ってます!(2015年5月現在)。

で、ここからが本題!上の情報には新要素が追加されてないんですよね~(Wikipediaはそのうち誰かが更新するでしょ)。

宮崎牛の新定義「宮崎生まれ、宮崎育ち」が追加

宮崎牛

今後は先ほどの定義に「宮崎生まれ、宮崎育ち」、この要素が追加されます。

今までは、県外から購入した子牛も、最長飼養地(一番長く育った場所)や最終肥育地が宮崎であれば、従来からの定義である「肉質等級4等級以上の牛肉」の条件をクリアすることによって「宮崎牛」と呼ばれていたんだそうです。

それがこれからは、新定義「宮崎生まれ、宮崎育ち」が追加されることによって、県外購入の子牛は残念ながら「条件クリア」にはならなくなってしまいます。より厳格化されていくということですね。

より良き宮崎牛づくり対策協議会 / 4月より宮崎牛は「宮崎生まれ、宮崎育ち」

宮崎への思いを注いだブランド牛へと進化する

今までももちろん高い審査基準をクリアした宮崎牛としてその名を全国へ届けていましたが、こらからは今まで以上の高い品質と、食への安心感、そして宮崎への思いを注いだ「宮崎愛」満点のブランド牛として、全国、さらに世界へと届けられることになります。

希少価値も今まで以上に高くなり、宮崎愛に満ちた飼育農家さんの愛情が日々の絶え間ない努力の結晶となって、さらに進化した「おいしさ」へとつながっていくのではないかなと感じます。

宮崎牛 草原イメージ

宮崎牛は、宮崎に住んでいても毎日食卓に並ぶわけではないのが一般的なあるあるだと思います。宮崎へのこだわりがつまったお肉として、宮崎県民がしっかり食べてその味をさらに周知していけば「おいしい宮崎牛」「喜ばれる宮崎牛」は、県内、さらには県外の消費向上へとつながっていくものだと思います。

先日の書いた記事(発見!九州食べごろ物語「宮崎篇」に小林市の宮崎牛生産者さんの動画がありました)を振り返ってみました。この記事の動画でも「宮崎で生まれ、宮崎で育った、世界に誇る宮崎牛」とナレーションが入ってますね。最初観た時は気づきませんでした。。新しく追加になった定義がしっかり刻まれています。

ちなみに、そんな宮崎のお肉「肉質等級4等級以上の牛肉」を満たさないものは、「宮崎和牛」という呼び方で区別されているんだそうですよ。宮崎和牛も全然負けちゃいないです。もちろんおいしい!宮崎はおいしさの産地がたくさんあります。

宮崎牛に対しての思いも変わりました。食べる時はありがたくいただきます!

それではまた次回お会いしましょ。