5月後半から6月頭にかけて宮崎市阿波岐原町「市民の森」では毎年「はなしょうぶまつり」が開催されます。
会期中は人や車も多く、駐車場なんか当然混雑します。「会期を避けて行きさえすれば、苦手な人混みも避けれる!」と予想のもと、まだ摘み取られる前の「はなしょうぶ(花菖蒲)」を観てきましたよ。
実際来てみたら、ほら少ないでしょ!これがいいんです。車も楽に停めれます。お~看板にある夜のライトアップの風景もいいですね、ライトアップを楽しみたいなら会期中に行くしかないのかも!
今年は6月に入ってすぐに梅雨入りした九州地方。この日は晴天、まだ梅雨入り前だったかな?天気のいいお散歩日和でした。
この市民の森の「はなしょうぶ(花菖蒲)」は、広さが4,300㎡、約160種類、20万本が植えられているそうですよ。
ハナショウブ(花菖蒲)
ハナショウブはノハナショウブ(学名I. ensata var. spontanea)の園芸種である。6月ごろに花を咲かせる。花の色は、白、桃、紫、青、黄など多数あり、絞りや覆輪などとの組み合わせを含めると5,000種類あるといわれている。大別すると、江戸系、伊勢系、肥後系の3系統に、原種の特徴を強く残す長井古種(長井系)を含め、4系統に分類でき、古典園芸植物でもある。他にも海外、特にアメリカでも育種が進んでいる外国系がある。
近年の考察では、おそらく東北地方でノハナショウブの色変わり種が選抜され、戦国時代か江戸時代はじめまでに栽培品種化したものとされている。これが江戸に持ち込まれ、後の三系統につながった。長井古種は、江戸に持ち込まれる以前の原形を留めたものと考えられている。Wikipedia – ハナショウブ より
古くは戦国~江戸時代にかけて品種化された歴史があるんですって、5,000種類あるといわれているうちの約160種類があるんだから、世界の約3%の種類がここで楽しめます(ちょっと分かりにくいか、、)。
そして、この花模様。とても綺麗に咲いてます。花菖蒲を見ていると、歴史の教科書に出てくるような国宝級の文化財を思い出します。なんかそんなやつありましたよね、金の屏風に描かれている花菖蒲みたいなやつ、、
「花菖蒲鑑賞」と仰々しく言っちゃうだけで、大人な雰囲気がグッと出てきます。琴の音色がどこかともなく聞こえてきそうです。会期中は琴、いや「お琴」の演奏などもあって、着物をはおり場内を悠然と歩き楽しめば、もうりっぱな大人の嗜みです。
ぼくはそんな感じじゃないですが、、、
水のせせらぎにたたずむ姿が絵になりますね、梅雨入り前の空の下、元気に咲いていましたよ。
本当に人がいなくて、天気が良くて気持ちいいです。右の方でおやっさんが一生懸命写真を撮ってますが、そんな光景も気になりません。
遊びに訪れて、お散歩して、ゆっくり花を楽しむにはベストコンディションです。
見渡せば、紫と緑のじゅうたんです。静かで誰にも邪魔されないのがいいです。キャンバス広げて、木陰でゆっくり絵を描きたくなる気分でした。
沿道を歩いていると、こんな素敵な花も咲いてました。これは何の花でしょう?紫陽花のような、、そうでないような、、
「市民の森」はとっても広いです。季節問わず様々な場所を楽しむことが出来ます。
貸自転車もあるようです。歩くもよし、自転車で爽快にサイクリングってのもいいですね。
それではまた次回お会いしましょ。
場所:〒880-0835 宮崎県宮崎市阿波岐原町前浜128